Stadium Tour in Juventus Stadium
午後はスタジアム見学へ。
車でスタジアムへ向かう。
ユベントス・スタジアムはトリノ市郊外にある。
もともとデッレ・アルピ・スタジアムがあった場所。
意外と不便。
コルソ・トゥラーティ
Corso Turati
トリノといえば、ユベントスの地元。
ユベントスは1985年12月8日、トヨタカップにヨーロッパ代表として来日。
なかでも当時絶頂期にあったのはミシェル・プラティニ。
彼のプレイは、とても衝撃的であった。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
今の時代と違い、海外からの情報が皆無だった私の少年代。
ビアンコネロ(白と黒)のユニフォームで躍動する彼のひとつひとつのプレイ。
まさに彼は私にとって、ヨーロッパ・サッカーのアイドル。
なので、ユベントスは私がサッカー好きになる原点ともいえるクラブ。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
エントランスには、今シーズン絶好調の選手たちのパネルが。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
ユベントス・スタジアムはイタリアのクラブでは初めてのクラブ所有のスタジアム。
ミュージアムも併設されているのでとても楽しみ。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
待ち時間にトイレに行ってみると。
トイレ内もユベントスカラー。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
いよいよスタジアム・ツアー開始。
2011年オープン、収容人員は41,000人。
イタリア国内では新しいスタジアム。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
エントランスには、30回の優勝エンブレムが。
公式記録ではセリエ A で28回優勝している。
カルチョ・スキャンダル(審判への買収・脅迫行為)で2回剥奪された。
ここでは、その2回も含めて30回だと主張している。
ちなみにユニフォームにも『 30 Sul Campo(フィールド上では30回)』の文字が。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
旧スタジアムの外見上の特長だった鉄柱とワイヤーは活かしたデザイン。
デッレ・アルピ・スタジアムの名残り。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
スタンドの周囲にはイタリア国旗の緑、白、赤がおしゃれにデザインされている。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
まずは、一般のファンが入るゲートから入場。
新しいスタジアムだけあって、観客の導線をよく考えている。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
自前のスタジアムなので、至るところにエンブレムが見える。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
プレミアム会員用のエントランスから、スタジアム内へ。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
レストランやバーも併設されている。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
まるで、ホテルのロビーのよう。
企業の接待などでも使われるらしい。
試合の開始前、終了後にゆっくりと食事できるようになっている。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
いよいよスタジアム内へ。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
旧スタジアムの収容人員が6万9000人であった。
正直、4万1000人と聞いて人気クラブであるユベントスには小ぶりではないか。
と思っていたが、実際はとても見やすいスタジアム。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
ピッチの外周の陸上トラックがなく、フィールドとスタンドは最も近い席で7.5m 。
しかもイタリア独特の金網フェンスも、ここでは防弾ガラスなのでとても近くに感じる。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
クラブ関係者やプレミアム会員用のシートも充実。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
まさに最新鋭のスタジアム。
旧スタジアムはサッカーを見るには不便なスタジアムであった。
しかし、見やすくするため収容人員は減らした効果で、逆に各試合満員らしい。
なので、チケット収入も3倍になっているらしい。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
ちなみにこの上は、アントニオ・コンテの部屋。カルチョ・スキャンダルで監督資格停止処分中なのでベンチに入ることができない。
試合中は壁を蹴る音が聞こえるとか。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
昨晩、私は見ることができなかったチャンピオンズ・リーグ開催試合のフラッグ。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
スタンドの傾斜も一番見やすいとされる角度。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
選手がピッチに出てくるゲート。
スタジアム・ツアーでは逆に入っていく。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
選手用通路には、過去の栄光を示すパネルがずらりと並ぶ。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
ドレッシングルームへ続く通路は、レジェンドのパネルが並ぶ。
ジネディーヌ・ジダン。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
嗚呼、将軍ミシェル・プラティニのパネル。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
選手用通路の壁上部に将軍のお言葉が。
選手はこの言葉を見てピッチに出るとか。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
ロビーはプラティニの次に好きな選手。
ロベルト・バッジョはユベントスの頃が一番好きだな。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
続いて、アンドレア・ピルロ。
もとい、選手がインタビューを受けるミックスゾーン。
このポーズ、何かお約束になってきたか。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
ドレッシング・ルームは見学できたが、【 撮影禁止 】。
続いて選手通用口から外へ出る。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
イタリアらしい。
地下に駐車場があってバスからそのままスタジアムへ入れるようになっている。
不甲斐ないプレイをすると卵やら何やら飛んでくるから。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
続いては、コンコースにある歴代レジェンドのプロムナード。
パベル・ネドヴェド。
2003年にバロンドールを受賞。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
そして、プラティニのプレート。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
もちろん、プラティニといえばこの姿をしないわけには。
スタジアム・ツアーの参加者は意味がわかっていなかったようで。
なんだこいつはという感じで笑われる。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
ちなみに本家の姿。
胸トラップから右足アウトサイドのキックフェイントでボールを浮かせ3人のDFのマークを外し、そのまま反転して左足でボレーシュートを放ちゴールネットに突き刺した。
プラティニは最高のパフォーマンスを見せたとの確信からガッツポーズを見せチームメイトも彼に駆け寄り祝福したが、線審はオフサイドフラッグを掲げていたためオフサイドと判定され、幻のゴールとなった『 トヨタカップ史上で最も美しいシュート 』。
オフサイドと判定された直後に芝生の上で寝そべり、頬杖をついて判定に抗議する姿は当時の私には強い印象を残した。
トヨタ・ヨーロッパ / サウスアメリカ カップ
TOYOTA European / South American Cup
続いてもう一枚。
後で気づいたが手が逆。
やはり、彼の写真や映像を見ると、眠い目をこすりながら夜中に夢中で見た少年の頃。
憧れのヨーロッパサッカーのプレイが走馬灯のように思い出す。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
続いてはミュージアムへ。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
レジェンドのユニフォームなどが展示されている。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
もちろん、プラティニ、ロビーの10番も。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
ロビーのキャプテンマーク(腕章)には「 必勝 」の文字。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
しばし、少年時代に戻ることができた。
F さんに感謝。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
~ 聖地スタジアム巡礼の旅 ~ イタリア・トリノ
「 プラティニとバッジョが好きなのになぜユベンティーノではないのか 」
ふと F さんに質問される。
そう言われれば自分でも不思議。
私にとって彼らはサッカーを愛するきっかけを作ってくれた選手。
それだけにとどまらない何かがあるのであろう。
そういえば2人に共通するのはワールドカップの悲運。
クラブでは絶対的な活躍をしたにもかかわらず、世界一にはなれなかった。
ワールドカップでは運命の悪戯か、巡り合わせが悪かった。
そういうところも含めて憧れなのである。
ユベントス・スタジアム
Juventus Stadium
スタジアム見学終了。
車でトリノ市内へ戻る。
コルソ・グロッセート
Corso Grosseto